小学生によく見られる足の痛み ― セーバー病とは?
こんにちは🤗
先日、かかとが痛いスポーツ少年の来院があったため、今回は「セーバー病」についてまとめてみたいと思います🤔✍
長期におけるスポーツ活動が盛んな小学生に多く見られる足の痛みの一つに、「セーバー病」(Sever病)があります。
これは、かかとの成長軟骨がストレスや負荷により炎症を起こすもので、「踵骨骨端症」とも呼ばれます。
セーバー病の原因
成長期の子どもたちは、骨や筋肉、腱などが急速に成長していきますが、特に足や踵の部分は激しい運動や長時間の活動により大きな負担がかかります。
セーバー病は、運動量の多い子どもに多く見られ、サッカー、バスケットボール、陸上競技など、走る・跳ぶ動作が頻繁にあるスポーツが関与していることが多いです。
原因としては、以下のような要素が挙げられます。
成長期の急速な骨の発育
骨が成長する際、筋肉や腱がそれに追いつかず、引っ張られることによってかかとに負担がかかります。
運動による負荷
走る・跳ぶ動作が多いスポーツでは、踵への衝撃が繰り返され、炎症が起こりやすくなります。
硬い地面や不適切な靴
硬い地面での活動や、クッション性の低い靴は、足にかかる衝撃を和らげることができず、症状を悪化させる可能性があります。
セーバー病の症状
セーバー病の主な症状は、かかとの痛みです。
特に運動後や長時間の歩行後に強い痛みを感じることが多く、時にはかかとをつけて歩くのが難しいと感じることもあります。
また、両足に症状が現れることも少なくありません。
治療と予防
セーバー病は通常、適切なケアと休息によって回復が見込まれる疾患です。
しかし、早期発見・治療が重要ですので、痛みが続く場合は速やかに専門家に相談することが推奨されます。
治療法には以下のものがあります。
安静・運動制限
痛みが和らぐまで、過度な運動を避け、踵にかかる負担を減らします。
アイシング
痛みや炎症を抑えるために、運動後や痛みがひどい時には冷やすことが効果的です。
ストレッチ
ふくらはぎやアキレス腱のストレッチを行うことで、筋肉の柔軟性を高め、かかとへの負担を軽減します。
インソールやクッション付きの靴
足のサポートを強化するために、かかとを保護するインソールやクッション付きの靴を使用すると良いでしょう。
まとめ
セーバー病は、成長期の子どもたちに見られる足の疾患ですが、適切なケアと予防策を取ることで、早期に回復することが可能です👍
もし、お子様がかかとの痛みを訴えている場合は、無理をさせず、早めに治療を開始することをおすすめします🤔
尾久銀座整骨院では、成長期特有のスポーツ障害の治療にも力を入れており、一人一人に合わせた適切なケアをご提供いたします💪
ぜひお気軽にご相談ください🤗