ヒートショック!
こんにちは😀
院長の井上です🙌
朝一でベランダの植物へ水やりをしているのですが、寒くて窓を開けるのに勇気がいるようになってきました🥶
育てている盆栽も紅葉を終え、すっかり丸坊主になったのを見ると、冬も本格化してきたなぁと感じます。
さて、今回は寒くなってくると耳にする『ヒートショック』という現象について解説していきたいと思います。
ヒートショックとは、急激な温度の変化で血圧が上下に大きく変動することによって、健康被害が起きることをいいます。
健康被害といっても様々ですが、例を挙げると下記のような疾患があります。
・心筋梗塞
・脳卒中
・大動脈解離
・失神
なかなか恐ろしい疾患が並びますね😨
これらは上記の通り血圧が上下に大きく変動することによって起こるため、糖尿病や動脈硬化症などの既往がある場合はさらにリスクが高まります。
ヒートショックは急激な温度変化が起こりやすい、お風呂やトイレで起こりやすいと言われています。
なぜ温度変化が血圧に関係するのでしょう🤔?
それは体温を一定に保とうとして、血管を伸び縮みさせるという調整作用が大きく関わってきます。
血液は酸素や栄養を運んだりするほかに、体内で作られた熱を全身に伝えるという役割があります。
ただ運ぶだけでは、身体の末端部に運んでいる途中で外気温の影響により温度が変わってしまうので、その外気温から受ける影響を最小限にしようとして血管を伸び縮みさせます。
例えば、外気温が寒ければ、末端部の血管を収縮させ外気温に触れる面積を減らし、体温を保持しようとし、逆に外気温が暑ければ、末端部の血管を拡張させ表面積を増やし、体温を熱を外に逃がそうとします。
人の身体はこのように、その時の環境に合わせて血管を伸び縮みさせて体温を一定に保っています。
しかし、血管が伸びたり縮んだりしても、流れている血液の量は変わりません。
血管が伸びたときは血圧が低下し、縮んだときは血圧が上昇します。
つまり、お風呂に入るために暖かい部屋から冷え切った脱衣所で服を脱ぐ際など、急激な温度変化がある場合、拡張していた血管が急激に収縮し、血圧が一気に上昇します。
その時に血管が脆くなっていたりすると、脳卒中や大動脈解離などが発生してしまいます😱
対策として、脱衣所をヒーターなどで温めておく、浴槽にお湯を張る際は蓋を取って入れるなど、温度差を減らすことが重要です。
もちろん普段の食生活を気を付ける、適度な運動をするなど、生活習慣病にならない生活をして、脆い血管を作らないことも大切です。
寒くなってきましたが、対策をすれば安心です👍
今年も残りわずかです!
寒さに負けないよう一緒に頑張りましょう🤗❄
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当院では新型コロナウイルス対策として、施術者の検温、換気、手指消毒、治療の後のベッドの消毒、使い捨てフェイスシートの使用等行っております。これからもできる限りの対策を行って行きます。
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院長 井上成美